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GLIM SPANKY『Éclore』レビュー|2人だけで鳴らした、純度100%のロック

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メジャーデビューから10年を超え、なお独自のロックを鳴らし続けるGLIM SPANKY。

2026年3月25日にリリースされた最新フルアルバム『Éclore』は、全10曲中8曲が書き下ろしの新曲で構成された意欲作です。さらに、作詞・作曲・編曲のすべてをメンバー2人だけで手がけたことで、これまで以上に「GLIM SPANKYらしさ」が凝縮された作品となっています。

2人だけで作り上げた「純度100%」のサウンド

『Éclore』最大の特徴は、その制作体制です。

松尾レミと亀本寛貴の2人だけで、楽曲のあらゆる工程を担うことで、余計な装飾を排したストレートなロックサウンドが完成しました。

GLIM SPANKYが持つガレージロックやブルース、サイケデリックロックのエッセンスはそのままに、よりパーソナルで自由度の高い表現へと踏み込んでいます。

タイトルの「Éclore(エクロール)」はフランス語で「花開く」「芽吹く」という意味を持ち、新たなスタートを感じさせる作品名です。

10周年を経て見えた、新しいGLIM SPANKY

キャリアを重ねたバンドは、時に過去の成功をなぞる選択をすることがあります。

しかし『Éclore』は、その逆を選んだアルバムです。

制作を2人だけに絞ることで、バンドの核となる音楽性を改めて見つめ直し、これまで培ってきたロックへの愛情や表現へのこだわりを、より純粋な形で作品へ落とし込んでいます。

その姿勢は、10周年という節目を越えたGLIM SPANKYの現在地を象徴していると言えるでしょう。

変わらない個性と、新しい一歩

GLIM SPANKYはデビュー以来、一貫して日本のロックシーンの中で独自の立ち位置を築いてきました。

『Éclore』は、その個性を失うことなく、新たな表現へと踏み出した一枚です。

派手な変化ではなく、本質を磨き続けることで生まれた作品だからこそ、バンドの魅力がより鮮明に伝わってきます。

GLIM SPANKYのファンはもちろん、日本のロックを愛するすべてのリスナーに聴いてほしい、2026年を代表するロックアルバムの一つです。

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