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異国の地で刻まれた、生々しい“旅の記録”――折坂悠太のEP『Straße』が映すもの

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2025年5月にリリースされた折坂悠太のEP『Straße(シュトラーセ)は、彼が信頼を寄せるバンドメンバーと共にドイツ・ベルリンへ渡り、わずか4日間のセッションで作り上げたミニアルバムです。

タイトルの「Straße」とは、ドイツ語で「通り・街道」を意味します。現地でレコーディングを行ったスタジオが「Pankstraße(パンクシュトラーセ)」沿いにあったこと、さらにベルリンの街で目にした「通りに人々の暮らしが滲み出ている光景」にインスパイアされ、この名が付けられました。

奇跡の4日間、スタジオ「Bonello Tonstudio」での一発録り

本作の核となっているのは、ライブさながらの「一発録り(ライブレコーディング)」という手法です。
折坂悠太(Vo, Gt)をはじめ、senoo ricky(Dr)、宮田あずみ(Contrabass)、山内弘太(E.Gt)という強固な布陣でベルリンの「Bonello Tonstudio」に集結。現地在住のエンジニア・大城真、そしてハウスエンジニアのTobias Oberの強力なバックアップのもと、その場の空気の揺らぎやバンドの熱量を、一切の飾り気なしに生々しく記録しました。

当初は4thアルバム『呪文』の制作プロセスの一環として計画されたセッションでしたが、ベルリンの空気を吸って生まれた音源たちがあまりにも独自の輝きを放っていたため、独立した一つの作品(EP)として世に送り出されることになりました。


『Straße』全6曲のグラデーション

アルバムに収録された全6曲は、新曲から過去の重要曲の再解釈まで、折坂悠太の「過去・現在・未来」を地続きで味わえる贅沢な構成になっています。

1. たこぶつ

ディレイが心地よく効いたギターの揺らぎが印象的な楽曲です。日常の何気ない断片を、彼ならではのサイケデリック・フォークへと見事に昇華した至高のオープニングナンバーとなっています。

2. トランポリン

日本のフォークロックの系譜を鮮やかに更新する一曲です。大陸的な解放感と、バンドが一丸となって生み出すダイナミックなグルーヴが聴き手の胸を強く打ちます。

3. 友達

柔らかくも、どこかストレンジで浮遊感のある空気をまとったサイケデリック・フォークです。一発録りだからこそ生まれた、バンドメンバー同士の絶妙な「間合い」がそのまま息づいています。

4. あけぼの(2023)

折坂の活動10周年を記念し、彼の原点である最初期の公式音源をバンドセッションで再録音したトラックです。年月を経て深みを増した歌声と演奏が、非常にエモーショナルに響きます。

5. さびしさ(For Tobi)

元々は予定になかった完全な即興・ドキュメンタリートラックです。スタジオのオーナーであるTobias Oberに捧げる形でその場で披露され、現地の空気が最も色濃く記録されています。

6. 凪(In Berlin)

4thアルバム『呪文』に収録されている楽曲「凪」の、ベルリン滞在時の初期アレンジバージョンです。完成版とはまた異なる、シンプルかつ深い静けさを堪能することができます。


アートワークに込められたベルリンのひととき

音源だけでなく、視覚的にも「旅のドキュメンタリー」としての側面を強く持っているのが本作の魅力です。CDパッケージなどのデザインには、ドイツレコーディングに完全同行した写真家・塩田正幸が現地で撮り下ろした写真がふんだんに使用されています。ベルリンの街並みやスタジオの飾らない空気感が、音楽と美しくシンクロしています。

総評:なぜ今『Straße』を聴くべきなのか?

日常を軽快かつ丹念に見つめ直したアルバム『呪文』のベースには、間違いなくこのベルリンでの「開放的なセッション」と「異国の通り(Straße)を歩いた経験」がありました。
つくり込まれたスタジオワークでは決して再現できない、スタジオの床が鳴る音、息遣い、そしてメンバー同士のアイコンタクトまで聴こえてきそうなほどにピュアなフォークロック。折坂悠太という地平がさらに大きく広がった瞬間を、ぜひ耳で体感してみてください。

このテキスト構成でよろしければ、動画を挿入したい特定の楽曲(例:「トランポリン」など)の周りに導入文を追加したり、さらに全体の文章をブログ風・ニュース風に調整することも可能です。修正したい点があれば教えてください。

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